座布団さんまい!

学生が自分の考えたことを書き留めておくブログ。

人の性格はターミネーター2の液体金属ロボに似ている?

私は連絡のために、よくLINEを使っています。

LINEはみなさんがご存知の通り、無駄な便利な機能が多くありますが、その中にひとことコメントという機能がありますね。

私が連絡している多くは学校の子なので、大抵は「テストめんどいー」とか「○○(行事名)楽しかった」みたいにたわいないことを書いていますが、 時々自己啓発のようなことを書いている子もいます。

この前は、「自分の性格を変えたい!」と書いている子がいました。

でも、自分はそれを見てうーん?と疑問に思いました。

人の性格も、性格が変わったと判断するのも、他人が決めるものではないでしょうか。

例えば、「あなたって静かだね」と多くの人に言われたらおとなしい性格、「真面目だな」といつも言い続けられたら真面目、という感じです。

つまり、他人の評価が集まって出来た、いわばレッテルのようなものが私は性格だと思います。

実際、私が考えている自分の性格も、ほとんどが他人に言われて「ああ、そうなんだ」と納得したものになりますね。

私としては「自分の性格を変えたい」というよりも、「自分の習慣(行動)を変えたい」と考える方がいいかなと思いました。

性格自体がふわふわしていて抽象的なものなので、変えるのが難しいと思ったのもありますがね。

  

性格についての私の意見でもう一つ。

タイトルそのままですが、人の性格はターミネーター2の液体金属ロボに似ているように思います。

分からない方に少し解説。

液体金属ロボとは、ターミネーター2に出てくるロボット(ターミネーターと言われる)で、状況に応じて様々な形に変形します。

↑コイツ

性格とは少し違うかもしれませんが、私はついこの前まで、平野啓一郎さんの「分人」という考え方にとても納得していました。

分人とは、「一人の人間には様々な顔があり、色々な場面に応じてそれに対応した顔が出てくる。そして、それらはすべて『本当の自分(性格?)』だ。」という考え方です。

初めにこの考えを見たときは、とても衝撃を受けたのを覚えています。

また、自分のこれまでの行動に辻褄が合って、安心感を得ました。あー、こういう考え方なら納得できるわ!っていう感じですね(笑)

  

しかし、今考えてみると「分人」という言い方は適切ではないように感じます。

「分人」は様々な顔から出来ていますね。

様々な顔…というと1つの顔と1つの顔が独立しすぎているように聞こえませんか。

二重人格と言うほどではないですが、私はこの言い方だと1つ1つの性格がかなりかけ離れているような感じを受けました。

  

ここで、「分人」ではなく、性格を「ターミネーター2の液体金属ロボ」ととらえたらどうなるか考えてみましょう。

2つは、様々な場面に対応できるという点で見るとほぼ同じです。

ですが、決定的に違うところがあります。

それは、もともとの考え方は同じかということ。

もともとの考え方と言っても、「本当の自分」はやっぱりひとつだよー、と言っているのではありません。

どの顔、あるいは性格でも共通する所はあるのでは?ということです。

例えば普段穏やかそうな性格の友人が、ブログではズバズバ批判を書いていたとしても、友人が持っているもともとの考え方が変わったわけではありませんよね?表に出さないだけで。

そのため私は「分人」ではなく、液体金属ロボの方が適切かなと思います。

  

たらたら書きました。以上、読んでいただきありがとうございました。